キーワード・用語解説

自己決定型学習

「自己決定型学習」とは、学習者が学習のプロセスを自分たちで決めていくようになることをめざして取り組む学習である。多くの学習者は、それまでの学習経験によって、自分を「教えられる」位置に置くことに慣れており、自分が学習プロセスを決めていくことにはとまどいがある。したがって、自己決定型学習では、まず「学習者を主体とする」学習方法(参加型学習)を経験することから始めることが必要である。そして、その経験をふり返ってみることで、学習プロセスを自分たちで決めていくことの意味に気づき、その方法を身につけることができるように学習を展開する。こうして徐々に学習プロセスを自分たちで決めていく力を自覚し、自ら学習をすすめていくことができるようになる。すなわち「自己決定型学習」を意識した学習とは、テーマに関する情報の基礎を提供すると同時に、「学習者を主体とする」学習を意識的に展開することによって、学ぶ側が主体的な学習方法を身につけ、自ら学習を継続していく力を形成することを目標とする。(2002.4)

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