キーワード・用語解説

キャパシティ・ビルディング(capacity building)

組織を、目的達成に向けて効果的・効率的に進めていく力が求められている。個別の能力強化だけでは、組織力の強化には結びつかないとの認識から、NPO・NGO、途上国の開発、企業を中心に注目され始めたのが、キャパシティ・ビルディング(capacity building)というアプローチである。「組織的な能力・基礎体力(キャパシティ)を形成・向上・構築(ビルディング)していくこと」と定義される。
 アメリカの非営利組織では、キャパシティ・ビルディングの構成要素を4項目挙げている。
.蝓璽澄璽轡奪徇蓮発想、優先順位づけ、意思決定、方向づけ、革新能力など、ミッション(使命)を達成するために、明確な目標・目的を設定し実行する力
適応力:内外の環境変化(スタッフの交代、組織風土の変化等の内的変化や公共政策の変更、財源の変化や減少等の外的変化)に対応していく力
マネージメント力:組織のもつ資源を効率的・効果的に活用し、目標や目的を達成するように行程管理する力
さ蚕冦蓮Щ餠眥潅やマーケティング、サービス向上など、組織運営やプログラム実施上の機能を実行していくための力
 これらの力をつけていくためには、自らの組織をふり返り、組織強化に向けて必要な力を認識することと同時に、キャパシティ・ビルディングを促進する専門的人材の育成やシステムの構築が重要である。日本では技術力の養成に集中しているのが現状だが、他の力の養成の場や人材が求められている。
 本財団では、組織力を挙げていくための学びを課題ととらえ、研究を積み重ねており、『学習支援ハンドブック−協働の時代の学びと実践』(2006)を発行し「協働のための実践力養成セミナー」(2006〜)を行っている。

* 参考図書:『まちづくり学−アイディアから実現までのプロセス』(西村幸夫編著 朝倉書店 2007年)第4章「まちづくりのマネージメント」(岸本幸子執筆)pp.98-101

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