女性の参画加速プログラム
内閣府は、管理職など指導的地位に立つ女性の増加に向けた戦略的取組として、参画加速の基礎整備と、活躍が期待されながらも参画が進んでいない分野(医師・研究者・公務員)で重点的取組を行う「女性の参画加速プログラム」を策定(2008.4)。背景には、第2次男女共同参画基本計画で「2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度」としながらも依然として目標を達成している分野が少ないことや、国際的に見ても女性の参画が遅れている(ジェンダー・エンパワーメント指数:54位/93ヵ国中)現状がある。
基盤整備として、各界トップ層への戦略的な働きかけ、企業内女性メンター育成事業など女性の人材育成推進や能力開発への取組、女性の参画への積極的な取組に対する評価・好事例の提供、男女の社会における活動の選択に中立的な税制・社会保障制度の検討等を行う。
女性の参画が進んでいない分野の重点的取組として、医師〔院内保育所整備拡充、再就業に向けた研修の実施等〕、研究者〔モデルとなる先進的取組の普及、出産・育児を考慮した研究費等の制度拡充〕、公務員〔女性職員登用の推進(本省課室長相当職以上の女性の割合を2010年度末に5%程度)等〕があげられている。
重点的取組から全体に波及していくことが望まれる。 (2008.8)
関連用語
GGGI(ジェンダー・ギャップ指数)
GII(ジェンダー不平等指数)
クオータ制
男女共同参画基本計画
ウーマノミクス(womenomics)
イコール・ペイ・デイ(Equal Pay Day)
He For She
クリティカル・マス(Critical Mass)
30%クラブ
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