EFA(Education for All 万人のための教育)
2015年までに世界中の全ての人が読み書き計算ができるよう環境整備を図る取組。ユネスコが中心となり、各国政府機関と連携して進めている。1990年の「万人のための世界会議」で、初等教育の普遍化、就学率の男女差是正等を目標に掲げたが進展しなかったことから、2000年の「世界教育フォーラム」では、初等・中等教育における男女平等の達成や、成人(特に女性)識字率の50% 改善等を掲げた「ダカール行動枠組」を採択。ミレニアム開発目標や国連識字の10年(2003‐2012)でも推進されてきた。しかし現在、世界の15歳以上のうち7.7億人超が非識字者、その64%が女性、72%がアジア・太平洋地域に偏在している(EFAグローバルモニタリングレポート2013)。これまでの取組をどう評価し、今後の国際開発目標につなげていくのか、注目したい。(2014.7)
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