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2005年7月号(No.633)特集号 女性のキャリア形成支援
- 巻頭言:キーワードはリセット〈磨きなおし〉/北村節子(PDFファイル566KB)
- 誌上アートギャラリィ:フォトエッセイ Jigsaw Puzzle 35/落合由利子
- 研究レポート:生涯学習を生かした女性のキャリア形成/大槻奈巳
- 学習情報クリップぼ〜ど:就業支援講座ー女性の新しい働き方/加古川市男女共同参画センター
- シネマ女性学:『皇帝ペンギン』(PDFファイル708KB)
フランス映画(86分)/リュック・ジャケ監督
「母が産み、父が育てるペンギンの命」/松本侑壬子 - 活動情報:キャリアとは仕事を含めた生き方そのもの
「ル・レーブ・キャリアサポート」の取組から/森山貴代 - 事業レポート:大学生向けキャリア教育実践プログラムー就職支援とキャリア形成に向けて(Femina Club 生活意識研究会)/堀内登久子
- Women's View:
キャリア形成をどう考える?/太田恭子
「キャリア教育」は家庭から/遠藤雅子 - 今どき学習ウォッチング:広がる選択・迫られる選択
- このひと:渡邉嘉子さん(「女性たちの情報化研究会」代表)
- きょうのキーワード:ワーク・ライフ・バランス
- 資料情報:平成16年版 働く女性の実情
- なるほど!ジェンダー:女性の継続就業を阻む“愛の労働”/イラスト:高橋由為子
- 事業案内:2005年度フォーラム「女性と学習」のご案内、他(PDFファイル553KB)
いまどき学習ウォッチング
広がる選択・迫られる選択
1950年代の有名女子大を舞台にしたアメリカ映画を観た。女性解放運動が起こる少し前、良妻賢母が理想とされる時代の物語だ。礼儀作法や主婦の心得を学ぶ授業など、当時の女子大教育を垣間見る数々のシーンは興味深かった。
出演者の一人が映画資料に次のようなコメントを寄せている。「母たちの時代と違って、今私たちはさまざまな場で能力を発揮できるようになった。とはいえ、結婚が人生のゴールと考える女性も少なくない」。
そう言えばこの間、マスコミ志望という女子大生と話をした際、将来の夢を生き生きと語る彼女に働き続けていく気構えを聞いたところ、あっさり「仕事は結婚まで」と宣言された。
選択は個々人の自由だ。しかし選択肢が広がる一方で、今なお女性たちは、仕事か家庭かの選択を迫られている。花嫁修業的教育がなされた時代から確実に社会は変化しているが、「将来はオヨメサン」はいつになったら死語になるのだろうか?