30%クラブ
取締役会を含む企業の重要意思決定機関に占める女性比率を30%に引き上げることを目標に、2010年にイギリスで始まったグローバルキャンペーン。企業のトップがメンバーになり、ジェンダーの課題を喫緊の課題と捉え、主体的にダイバーシティの取り組みを推進する。現在14の国・地域で展開しており、日本でも2019年5月から「30%クラブジャパン」を開始。企業及び組織のトップ30名が参加し、TOPIX100(東証1部時価総額上位100社)の取締役会に占める女性比率を2020年末までに10%、2030年末までに30%に引き上げることを目標としている。一方、日本政府は2003年から「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にする」ことを目標に掲げてきたが、2020年7月に達成できないと判断。「20年代の可能な限り早期に」と曖昧な表記とした。目標達成のためには、行政・民間が足並みをそろえ、社会全体で課題を共有し、取り組んでいくことが求められる。(2020.9)
参考:30% Club Japan HP
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