理事長あいさつ
理事長就任にあたって
2024年6月11日
理事長 野村浩子
このたび2024年6月11日に、村松泰子理事長のあとをうけ、公益財団法人 日本女性学習財団理事長に就任いたしました。
本財団は、1941年に設立された財団法人日本女子会館を引き継ぐもので、80年あまりの歴史があります。2002年に日本女性学習財団と改称し、2011年より公益財団法人となりました。男女共同参画社会の実現をめざし、主として女性の学びの支援、次世代育成に関する事業を手がけています。
現在は全国に約100人の「キャリア支援デザイナー」をつないでおり、このデザイナーの学びを支援し、さらには連携して事業を行うことで、生涯学習、次世代育成の輪を広げています。月刊誌『We learn』では、ジェンダー視点でさまざまな社会課題を取り上げています。
いずれの事業も「ジェンダー目線」をもっていることが、当財団の特徴です。性別問わずすべての人が差別されることなく社会に参画し、自分らしく生きることのできるジェンダー平等な社会の実現に向けて、当財団ではジェンダー教育や調査・研究も手掛けています。志を同じくする団体、教育機関、自治体、また企業とも連携してまいります。
私は、編集者、記者として30年近く、女性の仕事とライフスタイル、組織のダイバーシティ推進をテーマに、編集・執筆・調査研究を行ってまいりました。これまでの経験を活かして、当財団の運営にあたってまいりたいと考えています。
これまでと同様、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
目的
公益財団法人日本女性学習財団は、男女共同参画社会の形成に資する生涯学習及び次世代育成の振興に寄与することを目的としています。
この目的を達成するために次の事業を行っています。
- 女性の生涯学習及び次世代育成に関する研究、調査の実施
- 女性の生涯学習及び次世代育成に関する人材育成事業
- 女性の生涯学習及び次世代育成に関する情報の提供
- 女性の生涯学習及び次世代育成関係諸団体との連携及び支援
- 日本女子会館建物の賃貸事業
- その他目的を達成するために必要な事業
事業を遂行する上で、当財団は、政治的・宗教的に中立であること、特定の政党や宗教的な活動に加担しないことを方針としております。
沿革
- 本財団は、1941(昭和16)年3月に財団法人日本女子会館として設立され、1945(昭和20)年2月に財団法人社会教育会と合併し財団法人大日本女子社会教育会に、また1972(昭和47)年3月には財団法人日本女子社会教育会に、2002(平成14)年4月には財団法人日本女性学習財団と改称し、2011(平成23)年4月に公益財団法人に移行し、現在に至っています。
- なお、本財団が管理運営する日本女子会館は、1937(昭和12)年当時、大日本聨合女子青年団と大日本聨合婦人会の会員による拠出金、皇室・各宮家からの御下賜金等により建設されたもので、各種講習会場、宿泊施設・結婚式場として活用してきました。
- その後、時代の変遷を経て、1974(昭和49)年に現在のビルに改築し、会館運営を行いつつ、各種事業を実施しています。
- パネル「日本女性学習財団 70年の歩み」を作成しました。
財団法人 日本女性学習財団の70年の足跡を写真や図などで辿るパネル。