災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~
地方公共団体が災害対応を進める際の基本的な考え方や、平常時の備え、初動段階、避難生活、復旧・復興の各段階において男女共同参画の視点から取り組むべき事項をまとめたガイドライン(2020年5月、内閣府男女共同参画局より公表)。防災や減災、災害に強い社会の実現のためには、女性と男性が災害から受ける影響の違いなどに十分に配慮した災害対応が必須であるとし、7つの基本方針として、〔(1)平常時からの男女共同参画の推進が防災・復興の基盤となる (2)女性は防災・復興の「主体的な担い手」である (3)災害から受ける影響やニーズの男女の違いに配慮する(4)男女の人権を尊重して安全・安心を確保する (5)女性の視点を入れて必要な民間との連携・協働体制を構築する (6)男女共同参画担当部局・男女共同参画センターの役割を位置付ける (7)要配慮者への対応においても女性のニーズに配慮する〕を挙げた。女性の視点からの空間配置図など、現場で活用できる資料もまとめてある。(2021.1)
参考:内閣府男女共同参画局「災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」
関連用語
SDGs(持続可能な開発目標)
スフィア・スタンダード(sphere standard)
仙台防災枠組2015-2030
男女共同参画基本計画
DRR(Disaster Risk Reduction)
防災協力イニシアティブ
レジリエンス(resilience)
新型コロナウイルスの女性への影響(国際連合 政策概要)
相互支援ネット
ジェンダー包摂を実現する都市の計画・設計
気候正義(climate justice)