2006年(平成18)年度の主な事業
女性のキャリア支援セミナー2006
子育て中こそキャリアアップ−「育児&育自」力で再チャレンジ
実施日:2006年11月15日・22日・29日/12月6日、全4回(いずれも水曜日
9:50〜12:00)
会場:港区立子ども家庭支援センター 2F 地域活動室
- 本財団では、港区立子ども家庭支援センターとの共催で、女性のキャリア支援セミナーを実施しました。子育て中の女性を対象に企画されたこのセミナーは、再チャレンジに向けて、ライフスタイルの見直しや自分自身の可能性を探り、さらに子どもとの関係をどうつくっていくかを視野にいれながら、育児中の自己成長をめざすことをねらいとしたものです。
- 全4回のプログラムはグループワークを中心とした参加体験型で行いました。また1・2回はゲストスピーチを、最終回には野外ワークを行うなど、様々な切り口で参加者たちのエンパワーメントを支援する工夫をしました。参加者は32名中7割が30代で、0歳児から受け入れた保育児は1歳児未満が約半数を占めるという状況でしたが、港区立子ども家庭支援センターの手厚い保育の下で、参加者たちは安心して学習に集中することができました。
- セミナー後のアンケートには、「子育てに正しいものはない。いろいろな考えに流されず、子どもの気持ちに寄り添うことの大切さに気づいた」「自分自身をふり返ったり、未来を考えたりしたことを具体的に書いたり話したりすることで、自分というものを再認識できた」「子育てをしながら仕事をする・・・あきらめがちでしたが、勇気をもらった気がします。仲間や新しい人の出会いが宝です」「とにかくトライしてみよう。自分自身のためにできること・したいことを具体的に見つけ、何から始めたらよいのかが見えた」など、チャレンジしていこうという前向きな気持ちを綴った感想が多数寄せられました。
第1回(2006年11月15日)
セミナー全回の学習支援者・森山貴代さんのワークからスタート。
後半のゲストスピーカー・柴田愛子さんの話は、子育て真っ最中の参加者に大きな感動を呼び、「子どもの心に寄り添う」という子どもとの関係づくりに大切な気づきを与えてくれました。
第2回(2006年11月22日)
堤香苗さんのゲストスピーチは、パワフルな体験談やメッセージから多くの参加者が励まされ、「できるところから一歩踏み出そう」という勇気をもらえました。
第3回(2006年11月29日)
森山貴代さんの指導で、再チャレンジに向けての準備チェックシートやプラン作りを行い、具体的な行動へのきっかけがつかめました。
また、互いに良いところをほめあうエール交換をして、プラスのフィードバックをもらえた喜びを久しぶりに感じることができました。
第4回(2006年12月6日)
晩秋の旧芝離宮恩賜庭園での野外ワーク(講師は森山貴代さん)。
2人1組での「カメラゲーム」、3人グループで行った「フィールドパターン」など、紅葉した木々や庭園内の草花を観察しながらのワークを通して、日頃あまり意識していない感覚を呼び覚まし、リフレッシュできました。
回 | 実施 月日 |
プログラム | 主な内容 | 講師 |
---|---|---|---|---|
1 | 11/15 | 子育て中の自分育て法 ― キャリアアップは自分発見から 【ゲストスピーチ】 自分育てのための子どもとの関係づくり |
ワーク(私の過去・現在・未来)を通して自分をふり返り、自分自身をとらえ直す。 ゲストスピーカーの話をヒントに、子どもと共に、自己成長していくことを考え合う。 |
森山貴代 柴田愛子 |
2 | 11/22 | 子育て中こそキャリアアップ ― 自分らしいワーク&ライフを考えるために 【ゲストスピーチ】 育児の連帯が道をひらく |
自分自身の新たな可能性をワーク(キャリアの木)を行いながら探る。 さらに、ゲストスピーカーの話を通して、キャリアアップへの道をひらくために何が必要かを学ぶ。 |
森山貴代 堤 香苗 |
3 | 11/29 | 私のキャリアプラン実現に向けて ― 子育てを楽しみながらパワーアップ |
再チャレンジに向けて自己点検し、具体的なプランづくりに取り組む。 | 森山貴代 |
4 | 12/6 | 課外ワークショップ(野外ワーク) ― こころのアンテナの感度をよくする |
野外でワークショップを行う。 日頃使っていない五感を研ぎ澄まして、感性を豊かにする体験ワーク。 |
森山貴代 |