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事業報告

平成20年度女性のエンパワーメントのためのワークショップ実施報告

開催日時2008年8月30日(土) 13:00〜15:00

テーマ協働の時代の“組織力”アップ「ファシリテーション・グラフィックを体験しよう!」

会場独立行政法人 国立女性教育会館(NWEC) 110研修室

講師奥村 玄((株)GENプランニング代表取締役)

  • 本財団では、国立女性教育会館主催の「男女共同参画のための研究と実践の交流推進フォーラム」における「ワークショップ(テーマ:地域の活性化と男女共同参画)」で、「協働の時代の“組織力”アップ」をテーマにファシリテーション・グラフィック(以下FG)を体験的に学ぶワークショップを実施しました。
  • ワークショップは、会議のメンバーすべての意見が尊重されるFGの基礎を体験し、会議の進行と記録の共有を実感してもらうことを目的としました。参加者はそれぞれ、壁に貼った模造紙に向かい、グラフィックの基本トレーニングや、話を構造的に捉えて書くことなどを実践して学びあいました。
  • アンケートには、「議事録のまとめや会議の進行がうまくいかないと感じていたので、さっそく会議で実践してみたい」「実際やってみることで、@聞くこと、A聞いたことをまとめること、B書いて表すことを体験できた」「1人3枚ずつ模造紙を使ったので、たくさん書けてよかった」などの感想が記されていて、好評でした。

エクササイズT「議論の構造化」

 「母親の誕生日の夕食に何をどうつくるかを相談する家族会議」を設定し、そこで出た10の意見を考え、構造化するワーク。「エビフライが好き・肉がいい・お母さんは風邪気味・ファミレスに行こう」など1つずつ付箋に書いて、意見の関係を考え、紙に貼り付けて矢印や枠で囲んで図を作成しました。グループ内で図を説明しあう中で、話し合いを進める際には意見を対立関係・因果関係・時系列化など構造的に捉えていく必要があることを体験しました。

エクササイズU「模造紙に描いてみる」

 FGの基本的トレーニングとして、参加者全員が壁に貼った模造紙に向かい、3色のマーカーを持って、いろいろな太さの線や文字、アイコンを書く練習をしました。要約して早く書く練習やフロー図に挑戦するうちに、マジックを効果的に使うことに慣れました。

エクササイズV「議論を記録する」

 実際に話し合いをFGで書くワークを2つのグループに別れて同時進行で行いました。「男女共同参画を進めるために仲間づくりは必要か」というテーマで、話し合いをする人たちとそれをFGで書く人たちとの組合せで実施し、後半は役割を交替して「子どもが3歳までは母親は育児に専念すべきか」というテーマで行いました。出来上がったFGを見比べ、話し合いを構造的に捉えていると思うものに各自シールを張りました。

まとめとふり返り

 参加者の感想が発表された後、奥村さんが話し合いを構造的に捉えて描くことの意義や今後実践するためのコツなどについてアドバイスしました。

エクササイズT エクササイズU
プログラム
時間 内容 講師
13:00−13:10 オリエンテーション(10分)

奥村 玄
財団職員

13:10−13:35 エクササイズT「議論の構造化」(25分)
13:35−14:05
エクササイズU「模造紙に描いてみる」(30分)
14:05−14:55 エクササイズV「議論を記録する」(50分)
14:55−15:00 まとめとふりかえり(5分)
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