2012年度 地域における男女共同参画に関する研修事業
女性関連施設の情報発信を再設計する−“アクティブ”を印象づけるブランド化戦略−
【開催日時】2012年9月28日(金)13:00〜17:00・9月29日(土)10:00〜15:00
【会場】日本女子会館5階 スペースWe learn・講義室・小会議室
【参加者】28日:23人 / 29日:26人
- NPO法人全国女性会館協議会と共催で、女性関連施設における情報発信について考える研修を2日間にわたり開催しました。多彩な講師陣を迎え、ブックトークや講義、ワークショップを通して、全国各地からの参加者と共に学びあう機会となりました。
- 事業の流れ・様子
1日目 9月28日(金)13:00〜17:00
1.日本女性学習財団「スペースWe learn」オープニングセレモニー
当財団大野理事長より挨拶がありました。さらに、「スペースWe learn」の紹介をはさみ、共催の全国女性会館協議会 桜井理事長からご挨拶をいただきました。
2.ブックトーク『女たちが動く−東日本大震災と男女共同参画視点の支援』(無料公開イベント)
執筆者の一人である浅野富美枝さんを迎え、ブックトークを行いました。聞き手は大野理事長。記録することの重要性や災害支援にジェンダーの視点を入れることの意味、情報発信も含めた女性関連施設の役割等についてお話がありました。
3.講義・ワークショップ「使いたくなる・来たくなるライブラリーからの発信」
舞台美術家の尼川ゆらさんから、施設のエントランス等の演出についての講義後、参加者が撮影した施設の写真を題材に、掲示や空間づくりについてアドバイスをもらいました。また別室に施設の疑似空間をつくり、どこに目がいくのかを体感するワークショップも行いました。
4.交流会
1日目終了後、「スペースWe learn」にて東京タワーの夜景を眺めながら、交流会を行いました。名刺交換や担当している情報事業について紹介しあうなど、情報交換の場となりました。
2日目 9月29日(土)10:00〜15:00
5.講義・ワークショップ「ブランディング超入門−何を誰にどうアピールするか−」
帝京大学総合教育センター准教授の仁上幸治さんから、女性関連施設のブランド化について聞きました。講義後は、施設の強み・弱みを考えた上で、施設のネーミングとロゴマークを考えるグループワークを実施。最後に全体で共有し、意見を交換しあいました。
6.ランチ交流会
講師への質問や、受講者同士の情報交換など、ランチを食べながら交流を深めました。
7.講義「信頼度の高い情報発信をめざして」
本研修の全体コーディネーターでもある青木玲子さんから、女性関連施設の情報事業の役割と現状を踏まえ、情報発信を再設計するために必要な情報システムの構築、アクティブなライブラリー、海外の事例等について聞きました。
8.講義「情報の見える化の仕組みを考える−NWECの場合−」
NWEC情報課課長の市村櫻子さんから、NWECでのさまざまな情報事業の取り組みと課題について聞き、施設間の新しい連携の形を考えるヒントをもらいました。
9.トークセッション
仁上さん、青木さん、市村さんによるトークセッションを行いました。参加者との活発な意見交換がなされ、最後には「全国の女性関連施設の共通ロゴマークをつくろう」という提案も出されました。
- アンケートより
「目からウロコがたくさん落ちました」「新たな視点で事業をとらえるヒントを学べたと思います」「日頃から“何とかならないかなあ”と思っていたことに対しての取り組み方がわかりました」など、新たなヒントを得たとの感想が多数寄せられました。
- 全体プログラム
実施日時 | テーマ/講師 |
---|---|
9月28日(金) 13:00〜17:00 |
13:00〜 日本女性学習財団「スペースWe learn」オープニングセレモニー |
9月29日(土) |
10:00〜 講義・ワークショップ「ブランディング超入門―何を誰にどうアピールするか―」/仁上幸治(帝京大学総合教育センター准教授) |