「女性の活動と学習に関する調査」報告書
女性の活動と学習のスパイラル
−個人と組織の力量を高めるために−
財団法人日本女性学習財団発行
2005年、A4判、206頁、1,500円
ISBN:978-4-88931-221-8
全国の女性グループ・団体400組織、個人1,500人にアンケート調査を実施した報告書です。
1995年の第4回世界女性会議以降、地域で多くの女性たちが多様な活動を展開しています。こうした活動の実態と課題を、「自己形成」と「組織づくり」に着目し分析しました。
報告書では、個人と組織が育ち合う協働システムづくりには、<学習する組織づくり>が鍵になり、そのための組織デザインの必要性を提案しています。
団体・グループの発展および会員一人ひとりのエンパワーメントにつながる運営を考える基礎資料、学習資料としてご活用ください。
- 活動グループの組織づくりのポイントを提示
- 活動女性の動きと本音を具体的に提示
- さまざまな活動と学習の発展的かかわりを考える基礎資料を提供
- これからの生涯学習、男女共同参画の活動の課題と展望を提言
調査委員
亀田温子(十文字学園女子大学教授)※委員長
稲葉昭英(東京都立大学助教授)
中澤智恵(東京学芸大学助教授)
山岡テイ(情報教育研究所所長)※調査実施コーディネーター
内容
I.調査の概要 組織と個人の基本的属性について
II.調査結果(単純集計)
- 第1章 組織調査
- 第2章 個人調査
III.分析結果(クロス集計)
- 第1章 設立時期・組織規模と組織の態様
- 第2章 学習形態とグループの特徴
- 第3章 活動テーマによるグループの特徴
- 第4章 活動者の年齢層別状況
- 第5章 「女性問題・ジェンダーに関する活動」への参加度とグループ活動・学習
IV.課題と展望
- 第1章 グループが直面する問題と解決方法−組織運営の視点から
- 第2章 学習と活動のらせん的発展−活動に参加する個人の側から
- 第3章 学習と活動を「自己決定」と「集団づくり」の2側面からとらえる