HOMEの中の日本女性学習財団賞の中の2011年度日本女性学習財団賞

パネルフォーラム 学びがひらく

開催日時2012年2月17日(金)13:30〜16:00

会場日本女子会館

参加人数30名

  • 2011年度「日本女性学習財団賞」の大賞・奨励賞、選考委員特別賞の贈呈式と、大賞・奨励賞受賞者と選考委員によるパネル・ディスカッションを開催しました。

1.贈呈式

大賞「学びがひらく看護への道」山下知子さん

奨励賞「日本の性暴力サバイバー支援の課題と今後」田中麻子さん

同 「戦争に負けた日本を生きてきた私」田中秀子さん、

それぞれに賞状と副賞を贈呈しました。また、選考委員特別賞が設けられ、武田陽子さん、北村亨さんに賞状を贈呈しました。

2.講演「心をつかむ文章」 講師/足立則夫さん(ジャーナリスト、選考委員長)

今年度応募レポートについての全体講評の後、読む人の心をつかむ文章とはどういうものなのか、どのようにすれば心をつかむ文章が書けるのか、具体的なお話をいただきました。

3.パネル・ディスカッション「学びがひらく」

パネリスト:平井和子さん(女性史研究者、選考委員)・山下知子さん(大賞)

辻知子さん(東海大学課程資格教育センター特任講師、選考委員)・田中麻子さん(奨励賞)

大島英樹さん(立正大学准教授、選考委員)・田中秀子さん(奨励賞)

コーディネーター:足立則夫さん

3人の受賞者と選考委員が2人1組になり、まず受賞者から「レポートの概要、レポートで何を伝えたかったのか」、選考委員からはそれぞれのレポートに対する「講評のポイント」を話していただきました。次に、選考委員からペアを組んでいる受賞者にレポートや活動の内容について質問をしました。また、選考委員特別賞のお2人にも「レポートで私が伝えたかったこと」をお話していただきました。足立さんから、「学ぶに遅すぎることはないこと、学ぶ対象はどこにでもあること、そして、学ぶことによって人生を切り拓くことができることをあらためて強く感じた」というまとめがあり、パネルフォーラムを終了しました。

  • 「一人の人が書いた文章がこれほどまでに多くの読み手に感動を与えるとは!」それが参加者共通の感想でした。また、「文章を書く際の参考になった」、「レポートでは表しきれない本音の部分、リアルな筆者を引き出してくれるので、とてもよかった」、「レポートの内容が詳しくわかった」といった声をいただきました。

    なお、4月にはパネルフォーラムの記録と受賞レポートを収録したレポート集を発行する予定です。
    お申込み・お問い合わせは当財団まで。

2011年度 「日本女性学習財団賞」決定!

 「女性の学習の歩み」実践・研究レポート募集事業をリニューアルした「日本女性学習財団賞」。男女共同参画社会の実現に向けた実践や研究を自らの視点でまとめたレポート26 篇が寄せられました。テーマも年代も多種多様、男性からの応募も5篇ありました。
 厳正な審査の結果、大賞1篇・奨励賞2篇が受賞レポートに選ばれました。また、2篇に選考委員特別賞を贈ることになりました。

 なお、贈呈式およびパネルフォーラムを2月17日(金)午後1時30分より、日本女子会館において開催します。ぜひご参加ください!


大賞

学びがひらく看護への道

山下知子さん(看護専門学校教員)


奨励賞

日本の性暴力サバイバー支援の課題と今後

田中麻子さん(性暴力サバイバー支援団体代表)

戦争に負けた日本を生きてきた私
−昭和30 年代のはじめ、男女の給与格差の是正に体当たりし、今はJapanese as a Second Language(J.S.L)の児童・生徒の人権の為に走る−

田中秀子さん(日本語ボランティア)


選考委員特別賞

異文化相互理解の道をアメリカで拓いた先駆者
−モダンダンス振付家・舞踊家一戸小枝子と憲法の男女平等の母 ベアテ・シロタ・ゴードン

武田陽子さん(女性史研究会会員)

男性の立場から男女共同参画社会実現のために

北村 亨さん(市川メンズ家事クラブ会員)


パネルフォーラム「学びがひらく」−2011年度「日本女性学習財団賞」受賞レポート報告会

日時 2012年2月17 日(金)13:30 〜 16:00
内容 T部 贈呈式・選考委員長による講演
U部 大賞・奨励賞受賞者と選考委員によるパネルディスカッション
会場 日本女子会館5F(東京都港区)
定員 30 名 ※先着順
参加費 1,000 円(資料代)
申込み・問合せ 日本女性学習財団学習事業課
パネルフォーラムチラシ

2011年度「日本女性学習財団賞」の募集は締め切ました。

「日本女性学習財団賞」レポート募集 応募のための説明会

開催日時 2011年6月29日(水)13時30分〜15時
会場 日本女子会館
参加人数 7人
  • 「日本女性学習財団賞」レポート募集にあたり、応募のための説明会を開きました。当日およびこれまでに寄せられた質問を基に、Q&Aを作成しました。

募集について

Q1:募集の趣旨について教えてください。

A1:1991年から2009年まで「女性の学習の歩み」実践・研究レポートとして募集してきました(応募数317篇、うち入選25篇、佳作17篇)。本年3月に財団設立70周年を迎えたのを機に、より多くの方の応募を期待し、名称などリニューアルしました。男女共同参画社会実現のために、社会・地域・家庭の中でさまざまな困難や課題を乗り越えてきた過程をふり返ったレポートをお待ちしています。

Q2:応募できるのは女性だけですか?

A2:性別は問いません。男女問わず、男女共同参画社会の実現をめざす視点で書いていただきたいと考えています。

Q3:社会活動や職業生活について書くレポートですか?

A3:いいえ。レポートで取り上げる内容は、社会教育・生涯学習活動、女性運動、NPOおよびNGO活動、地域活動、家庭生活、職業生活、震災経験や復興に向けた営みなど、どのような領域でも結構です。これまでも、家族との関係、子育てや介護の経験など、さまざまな領域で自分の可能性を切り拓いてきた様子を綴ったレポートが多く寄せられています。

Q4:自分史が重視されているのですか?

A4:成人女性の学習として省察(ふり返り)の重要性が言われる中、自分史的なレポートの応募が増え、入選作も出るようになりました。しかし、自分史を重視しているということではありません。

レポートの書き方について

Q5:原稿用紙(手書きの場合)のサイズは?

A5:A4サイズを使ってください。縦書き横書きは自由です。

Q6:目次の書式は?

A6:自由です。

Q7:本文字数(1万2千〜2万字)はどのようにカウントすればよいですか?

A7:年表、図表、見出し、小見出し全てを含めます。

また、表や資料などは、本文へ挿入する、あるいは一部にまとめるなど、どのような形でも結構ですが、制限字数の範囲内に収めてください。字数超過は選考対象外となります。

Q8:本文冒頭への題名・氏名の記入、表紙は必要ですか?

A8:必要ありません。題名や氏名は応募用紙に記入していただくようになっています。@応募用紙 Aレポート要旨 B目次 C本文 の4点を提出してください。

選考について

Q9:7つの選考基準のうち、どれか1つを満たしていればよいのですか?

A9:7つ全てを基準に選考します。たとえば基準7(社会・歴史の中での位置づけ、あるいは国際的な課題との関係が総合的に考察されていること)は、背景にあった社会・世界の動きやできごとは自分の生活や行動にどのような影響を及ぼしたのかなど、社会・世界の中の自分という視点を求めます。

Q10:応募レポートはどのような形で選考委員に渡されますか?

A10:公正な審査を期すため、応募者を特定できる情報(氏名、居住地、所属団体等)は伏せてお渡しします。

その他

Q11:過去の入選レポートはどこで見ることができますか?

A11:『日本女性学習財団70年の歩み女性の学びを拓く』をお買い求めください。

「女性の学習の歩み」実践・研究レポート全入選レポートおよびその講評、応募作品に関するさまざまなデータを収録したCD−ROMがついています。講評は、選考の視点や評価のポイントを知るよい手がかりになると思います。また、本編には米田佐代子さん(女性史研究者、2001-2003選考委員)によるレポート募集事業に関する論文(「「わたし」を問う「女性の学習の歩み」レポート」)が掲載されていますので、併せて参考にしてください。

「女性の学習の歩み」実践・研究レポート入選レポートリスト

◆その他事務局から◆

締切や応募規定が守られていないレポートは、選考対象外となります。講評もつけられません。これまで毎年何編かは対象外となってしまい、事務局としても残念な思いをしてきました。締切と応募規定はぜひ守ってください。みなさまのご応募をお待ちしています。

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